センター試験、いや共通テスト

  • 2022年1月15日
  • 2022年1月23日
  • 日記
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1月中旬の週末は共通テストが行われる。
センター試験という方がまだ慣れているが。
私は塾のチューターのバイトをしているために受験生と触れる機会は多い。
1月の冬休みが終わった頃から、そわそわして落ち着かない子が増えてくる。
生徒によっては不安で涙がこぼれたり。
その一方でノー天気にいつもと変わらずにおしゃべりする生徒もいる。
人それぞれ個性が発揮されて面白い。
慰める、応援するくらいのサポートしかできないが、頑張ってほしい。
私はセンター試験を2回受けている。
現役は全落ちして、浪人はなんとかなった。
現役時代のセンター試験は忘れもしない。
勉強はかなり頑張ったし、模試の成績も上々で合計点が740点くらいは取れるだろうと思っていた。
ただ本番は悪夢だ。
緊張しまくったおかげで問題を普段通り解けない。
焦って焦って空回りしまくる。
考えているはずなのに考えられていないと、自分にもヒシヒシと伝わっていた。
案の定、合計点は684点。
東大を目指していたために、第一志望を断念せざるを得なかった。
国語と数学の時間にできてなかったことは感じていたが、自己採点の結果もその通り。
センター試験2日目の帰り道、悔しすぎて涙がこぼれた。
共通テストと聞くたびに、この記憶がフラッシュバックする。
ちなみに浪人生の時は合計点780点。
足切りは余裕で超えられるために安心だった。
現役生のときほど強烈な記憶はない。
受験に失敗したからって、死ぬわけではない。
大学に通えないだけだ。
このことを知っていたけど、あの時はキツかった。
人生で8番目に気分が沈んでいた時だった。
私が受験で学んだことは1回失敗したところで、人生は大して変わらないことだ。
人よりも少し遠回りするだけで、やることは変わらない。
むしろ遠回りには色々な発見がある。
だから最短距離で進んでいく人生よりも楽しいのではと思ってしまうくらいだ。(負け惜しみだが笑)
大学生になってからよく感じることだが、結局受験は通過点でしかない。
勉強はむしろ大学に入ってからしっかりやらないといけない。
成績のためでもあるし、研究のためでもある。
人間関係もある意味勉強の連続だ。
内容は変わるが、学習はエンドレス。
受験を過大評価していた時の自分に、今の私を会話してもらいものだ。