日本の有名大企業といえばトヨタだろう。
時価総額日本首位、自動車業界においても売り上げ台数首位である。
他にも三菱ufjやソニー、リクルートなどが各業界での長であろう。
日本での大企業の定義は、常用労働者が1000人以上であることと考えられている。
人数を見たら規模感的に大企業だとわかる。
しかし金銭の規模感での大企業はあまりわからないだろう。
日本での時価総額における大企業の定義はおそらく1000億円以上。
おそらくと書いたのは資本金や従業員数以外の部分であまり定義されておらず、一般的に多く使われている数字を用いたからだ。
本旨とは外れるが、日本人の仕事におけるお金への意識の比重が小さいことが考えられる。
というよりか株主としての目線があまりないということだろうか。
一方世界的には時価総額による定義がある。
区分が小・中・大・超大の4つある。
超大まで来ると、国内外問わず世界的大企業となる。
ドルベースであるが、具体的な数値を以下に示す。
小:20億ドル以下
中:20億ドルー100億ドル
大:100億ドルー2000億ドル
超大:2000億ドル以上
中:20億ドルー100億ドル
大:100億ドルー2000億ドル
超大:2000億ドル以上
日本円に直した時、世界基準の大企業は1.5兆円以上、超大企業は30兆円以上の時価総額を持つことになる。(1ドル=150円)
日本のトップ、トヨタの時価総額が50兆円。
世界トップ、アップルの時価総額が550兆円。
日本企業も規模的に大きくはあるが、井の中の蛙なのかもしれない。
ちなみに他の国のトップ企業の時価総額は以下の通りである。
中国 テンセント 70兆円
韓国 サムスン 33兆円
ドイツ SAP 47兆円
イギリス アストラゼネカ 33兆円
フランス LVMH 5兆円
韓国 サムスン 33兆円
ドイツ SAP 47兆円
イギリス アストラゼネカ 33兆円
フランス LVMH 5兆円
比較してわかるが、日本は井の中の蛙ではない。
アメリカが極端なまでに大きかっただけだった。
また中国の成長や国土の割に時価総額の大きい韓国など、アジアの存在感も大きい。
ちなみにインド最大の企業は化学メーカーのリライアンス・インダストリーズ。
時価総額は31兆円とかなり大きい。
タタモーターがトップでないことに驚いたが、
それ以上にイギリス最大手と同等の規模を持つ企業が存在することに驚いた。
中国では政府の干渉力の強さ、韓国では政治不安、インドでは文化的背景など。
アジアの成長国では抱えている問題は多いが、アメリカに追随できるのはヨーロッパでなくアジアなのかもしれない。
通貨レートや時価総額は2025年1月6日時点を参考にしています。