SUP大会ボランティア! ゆるくて雑な感じがやっぱり合っていた

  • 2022年11月4日
  • 日記
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11月上旬。

江ノ島の東浜、午前6時集合。

 

11月であるから寒さを覚悟したが、日の出の6時ごろにはジャンパーが暑くてすぐに脱いだ。

この日は江の島SUPクラブカップチャレンジのボランティアに参加した。

私は大会にも出場するつもりだったために、大会開催前後の手伝いとなった。

 

手伝いの内容は

  • テント設営
  • モノの運搬
  • ドラゴンボードの膨らまし

などなど。

 

やっている作業はどれもありきたりだ。

だが海岸、SUPの大会、ほぼ初対面に近いおじさんたち。

新しい要素と、自分の好きな要素が混ざっているだけに、2時間の準備時間はすぐに過ぎ去っていった。

 

ドラゴンボードの膨らましはそれなりの重労働だった。

まさか人力で膨らますとは思わなかった。

4本のうち3本を人力で膨らまし、残り1本は電動ポンプを使えた。

 

サークル引退したら、電動ポンプの購入を検討します。

 

大会用のテントやボードの準備が終わったら、自分のボードの準備。

ただレース開始まで20分くらいしかなかったのは驚いた。

時間の感覚がアバウトなマリンスポーツ系の大会らしい。

なんとか必死にボードを膨らまし、間に合った。

 

そしてレーススタート。

スタートダッシュは絶好調!

 

波に引っかかることなく、周りは崩れて。

ホントに過去1だと思えるレベルで、順調だった。

 

インフレでトップを走りながら、3周のうちの1周が終わるはずだった。

1周目が終わりRUNに入るところで、

コース間違えた方は戻ってくださーい
ごめんなさい
というとんでもアナウンスが聞こえた。
どうやら先頭の方は手前でなく奥のブイを利用してターンしたらしい。
おかげさまで先頭集団にいた私もそのミスに巻き込まれ、陸地から正しいブイまで引き返した。
もうちょい誘導しっかりしてくれ。
ものすごくイラつきながら、真後ろで漕いでいた友達と愚痴を叫びまくった。
2周目の前半まで1番治安の悪い、近づきたくないパドラーに違いなかった。
ロスを埋めるためにもペースアップして無茶苦茶に漕いだ。
イライラがこのレースではプラスに作用したのか。
気づいたら3周目の終盤、コースが早送りに過ぎ去っていった。
ファイナルターン。
流石にずっとドラフティングにつかれ続けた友達に先行され、そのままゴール。
結果はインフレ12.6ftの部門で2位。
不思議と悔しさはなく、コースロスによるイラつきも残っていなかった。
2位であることの喜びと、海を全力で漕げたことの満足感に満ちていた。
午前中は個人のSUPレース、そして午後はドラゴンSUPレース。
ドラゴンSUPレースは漕げたことに喜び。
勝ち負けとは異なる勝負だ。
1チームだけ次元の違う速さを誇るチームいた以外、みんな実力に差はない。
頑張れば来年勝てそう。
最後表彰式で表彰されて、閉会した。
ただ私はボランティアであるためにここからが本番であった。
片付けである。
といってもテントやボード、ブイを片付けるくらいだ。
朝よりも人は多いため、すぐ終わった。
片付けの際も手持ち無沙汰なことが多く、周りのおじさんとよく喋っていた。
このお喋りの時間が今回のボランティアでの1番の収穫であったに違いない。
綺麗な海の場所や藤沢・茅ヶ崎の海の情報交換、はたまた人生の話など。
年齢が親世代またはそれ以上なだけに、普段とは違う感覚だった。
この感覚、ハマる感じがした。
日没で暗くなってきた頃、片付けが終了し解散した。
勉強や実験に時間を搾り取られる日々の中で、とても充実さに満ちた1日だった。
この日みたいな1日を何回も繰り返せれば、なんて充実した人生になるだろうか。
SUPが楽しかったのも確かだが、
ボランティア活動への参加が大会参加者以上の楽しみをもたらしてくれた。
何かに貢献することがこんなにも高揚感を味わえるとは。
来年もボランティアに参加したい。
というか参加できそうなボランティアがあれば、ぜひ参加してみたい。